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  山形県A川
山形県A川

山形出身の釣り仲間が、「実家に遊びに来てください。旨い酒と良い場所案内しますから!」との誘いがありました。
“旨い酒と釣り”2大好物がセットで招かれるなんて断る理由がどこにもありません。すぐに、お互いの予定を確認しあってその日はあっけなく決まりました。
山形までの道中は“地酒・蕎麦・陶器・そして釣り”と好きな話が盛りだくさんであっという間に目的地に到着しました。
その彼が案内してくれた川は私も始めての川で、釣ったことのない川というのはなんとも言えない緊張と期待が膨らみいつも以上にそわそわしている自分が居ました。林道から遥か下に時折見える流れはなかなか良さそうなのですが、本音は“こんな所どうやって降りるんだよ!”とかなり不安でした。でもそこは地元、数分後にはちゃんと楽に入渓できる所まで私を連れて行ってくれました。
そうなんです。始めていく川で一番苦労するのが入渓点なのです。これは、教えようにも聞こうにも渓や林道には目標物が少なく以外に小さな目標物だったり、獣道のような所から入渓したりと地元の人にはかないません。結局、はじめていく所は橋の上下からの入渓となりそこは入渓者も当然多く魚は少ない、となってしまうのでしょう。
ちょっと話がそれてしまいましたが、9月上旬その日は朝からドピーカンで厳しい残暑との戦いでした。渓は開けていて日陰などどこにもなく、汗だくの厳しい釣りとなりました。川も乾ききった感じであまり良い状況とはいえませんでした。それでも、いくつかのイワナの引きを楽しみ午後3時を回った頃でしょうか?辺りがにわかにかき曇り突然の通り雨に襲われました。“今日の釣りはおしまいか!” と思わせるような雨は運良く5分程で治まりました。川沿いには林道も無く、帰りは川通しで戻らなくてはいけない事を考えるとそう時間はありません。とは言えせっかく雨があがったのだからともうひと釣りすることにしました。と、いうのも増水しない程度にわか雨で川の様子が一転し何度も大釣りをしたことがあるからです。そして10分後、陽が傾いた事とにわか雨が良かったのでしょう。35センチのイワナが私のフライに食い付いたのでした。

・ この川は漁協による放流が行われていないのと友人の紹介とあってA川とさせて頂いた事をお許し下さい。

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